デジタル技術と半導体技術の飛躍的な進歩は、世の中における製品およびシステムを指数関数的に複雑化、高度化、そして多機能化させています。その多くは複数の技術分野にまたがり、また大小のシステムを組み合わせています。
したがってこれからの技術者には、俯瞰的見地からのIT・OT※それぞれの技術的・機能的な切り分けのほか、詳細な設計検討や検証のためのIT・OT の技術的知見など、「IT・OT 共通」もしくは「IT・OT 融合」といったキーワードが必須になってまいります。
そこで当社では、これらの開発基盤プロセスとして「システムズエンジニアリング」に注目し、関連する講座を順次開設しており、今後も講座体系の拡充を検討しております。
この機会にぜひ、ご受講を検討してください。
※ OT:Operational Technology(制御・運用技術)
IT/OT、ハード/ソフトといった技術分野を問わず、将来は広い視野で技術をとりまとめる役割を担いたい(もしくは担わせたい)、若手技術者の方にお薦めします。
下図のように、開発プロセスに密接するように講座を整備中です。これら一連の講座受講によって、実務に て「システムズエンジニアリング」を主体的に実施するスキルを獲得できます。
コース
コード |
コース名
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日数
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IOV026 |
![]() 主として設計変更時の不具合リスク低減を目的に、要求仕様の整理~設計検討~設計変更まで、一連のシステムズエンジニアリングのプロセスに沿って、ツールを用いて体験します。わかりやすい例としてハード製品を用いますが、機能設計としてIT/OTいずれにも応用できます。 |
1日 |
IOV027 |
![]() システム設計視点では、各技術分野をいかにうまくつなぐか(IF設計)が求められます。また設計変更時においても、いかにうまく現行設計と変更設計とをつなぐか(変化点)が求められます。そこで「つなぎ(IF)」「変化点」といった設計の勘所に着目し、例題を用いながら理解とスキル修得を進めます。 |
1日 |
IOV029 |
![]() 上流工程からの安全性の作り込みにおける、考慮すべき検討内容全般についての講義だけでなく、主として製品やシステムの安全性(Safety)検討面を中心とした演習を行います。これらを通じて、学んだことを職場へ戻って反映しやすいように、理解とスキル修得を進めます。 |
1日 |
IOV030 |
![]() 複雑・高度・多機能化したシステムや製品での、開発手戻り低減化を目的に、SysMLのモデルを作成しながら、システムズエンジニアリングやMBSEを理解します。本コースでは導入支援をしているコンサルタントを講師に招き、講義と演習を通じて、システムズエンジニアリングやMBSEについて学びます。 |
1日 |
IOV025 |
![]() IT/OT系に関わらず、各プロセスにおけるレビューワーの本来あるべき姿について再確認をするコースです。そのための基本的なスキルを、多くの演習を通じて身につけることを目標としています。 |
2日 |