EC-Council International(電子商取引コンサルタント国際評議会)は、情報セキュリティ及びe-ビジネスの個人スキルを認定する組織/評議会で、ISO/ANSI 17024において個人資格の認定を行う機関であることが認証されています。
EC-Council認定資格は、米国商務省の国立標準技術研究所(NIST)が主導するNICE(National Initiative for. Cybersecurity Education)サイバーセキュリティ教育フレームワーク2.0(NIST SP800-181)に基づく国際認定資格です。NICEサイバーセキュリティフレームワークは、役割(Role)、業務(Task)、それの知識 (Knowledge)、技術(Skill)、能力(Ability)が定義された技術者向けの講義と演習を組み合わせたトレーニング・資格です。
EC-Councilの認定コースは世界150カ国、700箇所以上のトレーニングセンターを通じて提供されており、累計40万人の情報セキュリティ専門家を認定しています。【2023年12月末時点】
主な資格 | 説明 |
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CND (Certified Network Defender) |
情報セキュリティ対策に必要なスキルを習得したいすべてのネットワーク技術者の方に向けた、特定のベンダーに偏らない、数少ないネットワークセキュリティの認定資格です。予防、検知、対応、予測、プロアクティブの考えからネットワークセキュリティ技術者に求められるスキルの習得を支援します。守る側に特化し、「インシデント対応」を見据えたIT運用を行うため、"防御 / 検出 / 対応/リスクの予見" の観点に着目したトレーニングです。 | CEH (Certified Ethical Hacker) |
攻撃者の視点や技術を体系的かつ網羅的に学べるコースとして、国際的に知名度の高い人気のある資格です。知識・スキル・攻撃手法を組み合わせたホワイトハッキングスキルを会得でき、防御側の想定範囲を超えた攻撃の学習をすることで、ホワイトハッカーとして「攻撃者視点」の判断力を習得し、効果的な防御に活かすことができます。セキュリティ脅威、攻撃手法、攻撃ツールの使い方を5日間で学ぶ、座学とオンライン実習を組み合わせたコースです。 |
CEH MASTER | CEHの資格を取得し、CEH Practical(実技試験)に合格することにより、得られる称号です。CEHv12はCEHv12ProとCEHv12 Eliteの2つのコースがあり、CEHv12Elite はCEH Practical(実技試験)が付帯したコースとなります。 |
CHFI (Computer Hacking Forensic Investigator) |
攻撃の痕跡や侵入者の足跡を見つけ出し、それを保全しつつ、必要な証拠を正しく集めるスキルを持つ技術者(コンピュータハッキング痕跡調査員)を認定する資格です。 |
CCT (Certified Cyber Security Technician) |
サイバーセキュリティに関する実践的スキル獲得の初級コースです。業務レベルのセキュリティ基礎スキルをしっかり身につけたい、新たにセキュリティのキャリアをスタートさせたいというニーズは世界的に広がっています。CCTは、これらのニーズに対応するために設計されたエントリーレベルの認定プログラムです。 |
CSA (Certified SOC Analyst) |
このプログラムは、SOCチームで広範で活躍できるスキルを習得すことが可能です。集中的な 3 日間のプログラムで、 SOC 運用の基礎を網羅し、さらに「ログの管理と関連付け」、「SIEM の展開」、「高度なインシデント検出」、「インシデント対応」への展開をしています。 |
CCSE (Certified Cloud Security Enginner) |
マルチクラウド環境においても、自信を持って設計運用できるセキュリティスキルを獲得したいというニーズは高まる一方です。クラウドをセキュアに維持し続けるには、設定項目を知るだけでなく、運用全体を俯瞰しながらセキュリティの体系に則って設計実装と運用を行う必要があります。CCSEは、これらのスキルを獲得するために設計された国際認定プログラムです。 |
CPENT (Certified Penetration Testing Professional) |
攻撃、悪用、会費、防御が必要なエンタープライズネットワーク環境で「効果的な侵入テストを実行する方法を実践含めて集中して学ぶ」プログラムです。従来のペンテストのコースとは異なり、複雑なネットワークに対して効果的な侵入テストを行う方法を学ぶことのできるペンスとプログラムです。このコースでは、IoTシステム、OTシステムのペンテスト、独自のエクスプロイトの作成、ツールの構築、高度なバイナリエクスプロイト、隠れたネットワークのダブルピボットなど、様々な技術を習得することができます。 |