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株式会社 日立アカデミー

eラーニングにより店舗スタッフの効率的な人財育成を実現

- アディダス ジャパン株式会社 様 -

2015年4月9日

[お客さまプロフィール] アディダス ジャパン株式会社

adidas Group ロゴ        写真:アディダス ジャパン株式会社Webサイトイメージ

[所在地] 東京都港区六本木1丁目9番10号
    アークヒルズ 仙石山森タワー
[創立] 1998年2月19日
[業務内容] アディダス・リーボック・ロックポートブランド製品の販売とその付帯事業

当社は、2011年よりアディダス ジャパン株式会社様の店舗スタッフトレーニングを目的としたeラーニングの開発・運用を担当しております。 今回はお客さまの人財育成にかける思いや取り組み成果について、お客さまからお話を頂載しました。

深水様

インタビュー:
人事本部 リテールHR アシスタントマネージャー
深水 亮様

『全てのスタッフに「高い品質で均一の質を保ったトレーニング」を提供したい』

■今回、eラーニングを導入しようと思われたのはなぜでしょうか。

深水様:

  • 直営店部門は、最高のショッピング体験をお客さまへ提供する部門であり、直営店のスタッフは、ブランドの商品やテクノロジー知識を修得し、お客さまへ最高のサービスを提供することが重要です。
  • 6年ほど前、直営店部門が人財育成(店舗スタッフのサービスと生産性の向上)を強化する時期にあり、私は直営店のHRとして着任しました。当時もスタッフトレーニングはクラスルーム形式で実施していましたが、その結果の集計やレポーティング等は、HR部門による手作業で行っていました。将来、店舗数・従業員が増えていくとともに、出張費・スケジューリング・レポーティングなど、工数とコストが増大することを予想して、時間や場所に制約されないeラーニングの導入を検討しました。
  • また、全てのスタッフに「高い品質で均一の質を保ったトレーニング」を提供したいと考えたのも、eラーニング導入を検討した理由のひとつです。

『店舗にいるスタッフに、武器を持たせてあげたい』

■深水様の「人財育成への思い」をお伺いしたいのですが。

深水様:

  • 「店舗にいるスタッフに、武器を持たせてあげたい」という思いがあります。
  • 「武器」というと鋭いイメージに聞こえてしまいますね。
  • スタッフメンバの一人ひとりが、お客さまのためにいかに良い商品をお渡しすることができるか、トータルソリューションを提供できるか、それがアディダスの店舗スタッフの武器である、という意味です。

『スタッフ自身が率先してeラーニングで学ぶ学習環境が醸成』

■実際に受講されている皆さんのお声を聞かせていただけますか。

深水様:

  • これまでクラスルームで実施していた研修を、eラーニングにするという施策について、ネガティブな意見が出てくるのではとの懸念がありました。 しかし、単なる自己学習・受け身ではなく、「人」が語りかけ、まるでゲームをしているような感覚で学習できることに、受講者は学ぶ楽しさを感じたようです。 学習するタイミングは店舗によって異なりますが、主にシフトが変わるタイミングや店舗のデイリーワークにあわせて、各店舗の育成担当者がスケジューリングしています。
  • スタッフの学習に対する取り組みに変化が出ており、スタッフ自身が率先してeラーニングでの学習を行う学習環境が生まれているとの感想もありました。

『効率のよい店舗運営を実現』

■深水様が描いた「学習の効果効率アップ」が実現したということですね。
あわせて店舗の育成担当者のお声もお聞かせいただけますか。

深水様:

  • 過去、経験値から図っていた店舗スタッフのスキルを、eラーニング受講後の個人別レポーティングにより明確に数値化されることによって、スタッフの弱み強みを把握できるようになりました。 即座に店舗でのOJTを通して、指導できることが、効率良く店舗を運営することにつながっているようです。また、これまで行ってきたマンツーマンのトレーニングの知識部分がeラーニングに転じたことで、 各店舗の育成担当者自身の時間を確保することができ、さらなるトレーニングや店舗に関する業務などに充てることができるようになりました。
  • 管理者側の感想としては、トラッキングデータの集計やレポーティングなど、業務負担を軽減しつつ、精度の高い進捗管理データが抽出できる点は、非常に良い効果をもたらしています。
図:運用イメージ

図:運用イメージ


■接客サービススキルやストアマネジメントスキルトレーニングのeラーニング化も検討されていますか

深水様:

  • これらのトレーニングでも効果・効率を高めるためにeラーニングの導入ができないかと思っていますが、どうやれば質の高いトレーニングが実現できるか考え中です。face to faceの方が効果が高いようにも思いますが、今後も実現をめざし検討を続けます。

『「人」あってこその商品であり、売り上げであり、店舗であり、企業である』

■人財育成についてマネージャには何を期待されますか

深水様:

  • 各店舗のマネージャーには人を育てるマインドを醸成してほしいと思っています。「売り上げづくりは人づくり」という、人財育成にかかわる思いがありますね。 前職で1200坪の店舗を預かるマネージャーをしていたことがあるのですが、最終的にお客さまに接して商品を売るのは、店舗スタッフです。人なんです。彼らが良い仕事をしてくれれば、それが売り上げにつながっていきます。「人」あってこその商品であり、売り上げであり、店舗であり、企業であると思っています。

『人財育成に対する「夢物語」を共有できた』

■最後に、eラーニングの開発で当社をご採用いただいた理由を、差し支えなければお聞かせください。

深水様:

  • 私が希望したシステム・仕組みの実現は、提示した予算では難しいというのが、他社の共通の回答でした。そういう中、日立アカデミーだけが「話を聞かせてほしい」と声をかけてくれました。人財育成に対する「夢物語」を共有してくれたのは、日立アカデミーだけでした。
  • そこから運用スタートまでは2年もの期間を要しましたが、その期間、日立アカデミー担当者の方々は当社のeラーニング導入に向けて常に提案いただき、一緒に準備を進めていただいたことが日立アカデミーを選択した理由です。

■ありがとうございます。お客さまのそういうお声は、当社にとっても大きな成果となります。
本日はお忙しい中、インタビューの機会をいただき、本当にありがとうございました。

以上

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