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株式会社 日立アカデミー

進化し拡大するIoT技術の最短フォローアップ!

今月はモノづくり・専門技術のOT分野からご好評につき臨時開催する下記コースをご紹介いたします。
技術視点で新規ビジネスを立ち上げたい、イノベーションを創生したい、そのような考えをお持ち方はぜひご受講をご検討ください。

成熟を打破する顧客価値の捉え方とイノベーション構想の描き方【バーチャル・クラスルーム】

成熟市場から大ヒット製品が産まれてきています。顧客価値の捉え方とイノベーション構想の描き方を自席から学習できるオンライン講座を開催します。
成長市場へ参入し、新規事業をおこすことに加えて、成熟市場のなかで新たな成長領域を創り出し、既存事業を活性化することは、企業の成長戦略における重要な柱です。しかし、実際には顕在化している顧客の声をもとにした細かな製品改善や機能追加に終始してしまい、コモディティ化が進む中で価格競争に苦しんでしまっている例も多くみられます。
成熟市場に新たな成長領域をつくりだすためには、これまでの製品の概念とアーキテクチャーを大胆に進化させ、既存製品とは異なる顧客価値の創造が必要であり、そのための組織能力をR&D現場に戦略的につくり込むことが重要です。
本コースでは、近年の大ヒット製品を事例として紐解きながら、成熟を打破する顧客価値の捉え方とイノベーション構想の描き方について、株式会社ケミストリーキューブが開発したフレームワークを交えて解説します。

日程 2022年6月20日
時間 9:00~17:00
受講料 ¥60,500(税込)
対象者 研究開発・技術開発・商品開発部門の管理者、技術者、研究者、ならびにシステム、製品の企画・戦略部門の管理者、スタッフ
内容 1.R&Dへの期待と現場の悩み
 ・企業を取り巻く変化と危機感、・イノベーションとは「価値の創造と具現化」
 ・変化するR&Dへの期待 ~深化と探索~
 ・成長戦略の2つの柱 ~成長市場への参入と成熟市場の活性化~ 
 ・成熟を打破するイノベーションが求められている、 ・R&D現場の悩み
2.成熟を打破したイノベーション事例に学ぶ
(1)成熟市場の特性
 ・成長から成熟へ ~市場の飽和とドミナントデザインの確立~
 ・コモディティ化とは ~製品の概念とアーキテクチャーの固定化~
 ・成熟市場は革新へ向けた宝の山、・成熟打破するイノベーションのパターン
(2)イノベーション事例
 ・サイクロン掃除機(ダイソン)、・ノンフライヤー(フィリップス)
 ・バリスタ(ネスレ)、・ハイボール(サントリー)、・小型耕運機(ホンダ) 他
3.成熟を打破する顧客価値の捉え方
(1)これまでのマーケティング手法の限界
 ・VOC(Voice Of Customer)の罠 ~顧客に聞いてもわからない~ 
 ・市場セグメンテーションの罠 ~細分化したニーズ対応で製品が増大~
 ・自社らしさの罠  ~従来の延長線上にとらわれる~
 ・製品の固定概念をいかに壊せるかが鍵
(2)固定概念の壊すための基本アプローチ
 ・顧客は「製品のユーザー」ではなく「1人の生活者」・開発者は1人称で語れ
 ・製品の基本機能・基本性能にこだわる・顧客のジョブとプロセスに着眼する
4.成熟を打破するイノベーション構想の描き方
(1)イノベーション構想のフレームワーク
 ・イノベーションの3つの軸 ~価値の革新・拡大・転換~
 ・価値の向上のパターン、・価値の拡大のパターン、
 ・価値の転換のパターン、・複数の軸を組み合わせてイノベーションをおこす
(2)イノベーション構想の実践
 ・実践プロセスと主な手法、・iMap アイマップ®、・マクロトレンド構造化
 ・Wow!マトリクス、・バリューカタログ
5.継続的にイノベーションを生み出すR&Dをつくるために
 ・R&Dの組織能力を構成する4つの要素~テクノロジー、プロセス、チーム、 カルチャー~
 ・新の狙いはイノベーションを生み出す組織文化をつくること
 ・イノベーションを促進、阻害する文化、・組織文化づくりは経営管理者の仕事
6.質疑&ディスカッション

新価値創造のための技術の棚卸と組み合わせによるビジネス創生【バーチャル・クラスルーム】

これまでの事業活動・研究開発活動の中で生み出された技術は、現在の事業を支えるだけでなく、未来のイノベーションを生み出す貴重な経営資源であり、それらを効果的に活用・蓄積できるか否かは、ものづくり企業の成長を大きく左右します。
しかし、多くのR&D現場では「技術が属人化してしまっている」「社内にどんな技術があるのかよくわからない」「部門間で技術の共有化ができていない」「技術の見直しができていない」など、技術マネジメントがうまく機能していない現状に悩みを抱えています。
技術の棚卸は、単に技術のリストをつくる、データベースをつくることではありません。自社技術を構造的に見える化するプロセスを通して、現場の技術者、研究者のイノベーションマインドを高め、組織・分野の壁を越えた共創と技術の融合を促進する戦略的な仕掛けです。
本コースでは、一般的に行われている技術の棚卸がなぜうまくいかないのかを紐解きながら、株式会社ケミストリーキューブが開発した実践手法をもとに、その効果的な進め方について解説します。

日程 2022年4月25日
時間 10:00~17:30
受講料 ¥60,500(税込)
対象者 研究開発・技術開発・商品開発部門の管理者、技術者、研究者、ならびにシステム、製品の企画・戦略部門の管理者、スタッフ
内容 1.企業を取り巻く変化とR&Dの課題
(1)イノベーションの時代
 ・ものづくり企業を取り巻く変化、・イノベーションとは「価値の創造と具現化」 
(2)変化するR&Dのミッションと現場の悩み
 ・経営戦略・事業戦略との整合から創発へ、・R&D現場の悩み
(3)技術イノベーション・マネジメントの実践
 ・R&D自己変革へ向けた3つの着眼、・各社の取り組み
2.なぜ技術の棚卸はうまくいかないのか
(1)技術マネジメントの難しさ
 ・技術は最もマネジメントしにくい経営資源
 ・マネジメントが難しい理由は技術の持つ特性
 ・技術をどう捉えるか ~技術の5階層モデル~
 ・技術に対するコミュニケーションギャップの本質
 ・技術イノベーション創造プロセス ~リニアモデルとIモデル~
(2)技術の棚卸の考え方
 ・技術の棚卸に対する誤解、・可視化と見える化の違い
 ・「構造化」が技術の棚卸の鍵を握る
 ・技術の棚卸は、R&D現場を変える戦略ツール
(3)技術の棚卸の実践メソッド
 ・顧客価値を起点として技術を構造化する
 ・技術の構造化手法iMap(アイマップ)®、・iMap®の実践プロセス

講師紹介

平木 肇 氏

(株)ケミストリーキューブ

代表取締役 平木 肇(ヒラキ ハジメ)

92年筑波大学を卒業、シャープ(株)入社。
エンジニアとして先端電子デバイスの研究開発・製品開発・生産技術開発に取り組む。
通産省(当時)主幹の次世代研究プロジェクトに参画。
99年(株)日本能率協会コンサルティング入社。14年間にわたり、技術経営(MOT)、イノベーションマネジメント、研究開発(R&D)マネジメントを主領域としたコンサルティングに従事。
2014年株式会社ケミストリーキューブ設立。「技術者、研究者の知恵や価値を創り出す力に変える」をコンセプトとしたコンサルティング&ラーニングを展開し、ものづくり企業の成長と技術人材の開発を支援している。

●著書
・戦略的技術マネジメントを担う技術イノベーターの育成,  研究開発リーダー,2019年8月号
・未来を起点とした自社技術の構造化と評価の実践, 経営層への効果的な説明・説得の仕方,技術情報協会,2017年
・中長期研究テーマ評価を効果的に実践するための2つの要点, "未来予測"による研究開発テーマの決め方, 技術情報協会,2016年

★その他OT(モノづくり・専門技術)分野から自動化設備の運用・保守に関する電気と制御の基礎知識やグローバル図面・公差設計に関する研修をご紹介いたします。

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