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株式会社 日立アカデミー

2018年6月20日

vol.2 ビッグデータで不安はスモールイメージ

■デジタル化が支える自動運転

 今、世界中の産官学セクターでは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」というデジタル・トランスフォーメーション(Digital transformation:DX※)の概念が拡がっています。

※DX:
英語ではしばしば接頭語の「trans-」や「ex-」を"X"に置き換えます。Digital transformationが"DT"ではなく"DX"という省略形になっています。

 AIはDXのあらゆる場面、いろいろな関連技術と結び付けてこそ機能します。
 例えば「自動運転」。衝突被害軽減ブレーキから完全自動運転まで複数の段階がありますが、優れたしくみが安全を見守ってくれるので不安はより少なくなります。自動車内のAIにセンサー、カメラがデータを送ると、加減速・操舵・制動などをAIが制御機構に指令し、その動作の情報がAIに戻されます。この自動車内での一連のプロセスをAIが再び学習します。インターネットを通じて、自動車内での制御プロセスの情報をデータセンターのクラウドAIにも蓄積する、というサイクルが回っています。

図 デジタル化が支える自動運転メージ

■AI、ビッグデータ、IoTの3つがキーワード

 AIは大量のデータをもとに高い機能を果たします。データを集めてくるのはモノに装着されたセンサーやカメラ。そしてそのデータを送信するのが通信技術です。
 また、インターネットを通じて、日々刻々、蓄積される膨大なデータをビッグデータと呼び、センサーやカメラをつけてインターネットとつながった製造装置や輸送機器、医療機器、生活家電などをIoT(Internet of Things/アイオーティー)と呼んでいます。
 今、世界中の情報端末やスマートフォン、IoTから生み出されるデジタルデータをもとに、世の中すべてを把握しようという取り組みが進んでいます。
 私たちの仕事の中にも、ちょっとした工夫や変更で違った角度から、デジタルデータを集めたり、持っているデータを活かしたりすることができます。
 新しく得る情報と私たちが持つ知識を組み合わせ、新たな知恵や価値を生み出していきましょう。

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